コラム、ペットロスのあなたへ
コラム、ペットロスのあなたへ
2013年1月5日、私の最愛のタマがなくなりました。
その日、世界は一変しました。
世界は真っ白な闇につつまれ、その中をひとり立っているようでした。
季節は冬、、、本来寒いはずなのですが、寒さも感じずはだしにサンダルで庭に出ています。
食欲も無く眠気も感じず、時間の感覚も無く、気が付けば外が暗くなっていて夜になったのだと気づくのです。
涙と鼻水が滝のように流れ出ますが、泣いているという感じでもなく、本当にただ涙が出続けるだけです。
声に出して泣けるようになったのは、それから一週間ほどたってでしょうか?
これがペットロスというものでしょうか?
どん底の悲しみというものを初めて知ったのでした。
思えばタマは私に様々なことを教えてくれました。
本当の愛情、無償の愛、嫉妬などなど、
人間らしい感情の基本です。
悲しみとは何か?を最後に身をもって教えてくれたのだと思います。
タマの最後の教えなのだから、悲しみさえもしっかりと受け止めておこうと思います。
悲しいことを我慢しないで、遠慮なく悲しい、、、でいいのだと思います。
この感情のさきには、まだ何か新しい発見もあるのかもしれない。
そう思っています。
タマが亡くなってから、作風ががらりと変わった時期がありました。
それまでは、どちらかというとファンシーな作風。
自分でもそれを気に入っていました。
でもなぜかそれができない。
まるで誰かが私に乗り移ったように、リアルチックな絵しか描けなくなっていました。
タマが私の手を借りて描いているのかしら?な感じです。
半年くらいたつと、なんとかコントロールできてきた気がします。
私の中では、もう安藤佳代子と安藤タマが同居しているようです。
リアルチックは安藤タマが、
かわいいファンシー系は安藤佳代子が描いています、、、みたいな??
自己分析すると、作品を通してタマを取り戻そうとしているのかなあ???なんて思いますが、どうでしょうか?
続く、、、。